便秘に効くマッサージ

便秘が長期間に渡って続く場合には、腸の機能を高めて蠕動運動を促進するマッサージを行う事が有効です。

 

マッサージを行う時の体制にも気をつけましょう。これを間違えるとマッサージの効果も半減してしまいます。まずは、仰向けに体を寝かせ、腰の下に枕をセッティングしてお腹が伸びるようにします。

 

両手の手の指を4本お腹に添えて、へその周囲を時計回りに「の」の字を書くようなイメージでマッサージします。このマッサージを30回ほど繰り返すと、腸に刺激を与えることにより、便意を催しやすい状態になり便秘が解消されるのです。

 

さらに、効果をアップさせるために入浴時のリラックスした状態でこの「の」の字を書くマッサージを行うようにしましょう。

 

また、便秘解消に効果がある体のツボには大巨(たいこ)というツボが存在します。大巨の場所はへその横から指2本分くらい外側、そしてそこからさらに指3本分下に下がった場所の左右両方に存在します。

 

腹部のマッサージだけでは思うような効果が得られなかったり、お腹が張ったりしている場合には、この大巨というツボを刺激してあげましょう。また、マッサージを行うタイミングについては、摂取した食事が胃で消化されて腸へ移動していく食後の3時間程度が最も便秘解消され易いとされています。

 

マッサージを行う前提として、不規則な生活をしない事、偏った食事を摂らない事、適度なエクササイズを行う事を忘れてはいけません。マッサージとの相乗効果で腸の機能も活発になりますし、便秘も解消されるので、より健康的な生活を送る事ができるでしょう。